私の趣味の一つが将棋です。
「どうせやるなら強くなりたい」という方向けに私が最近読んだ本を紹介します。
「アマチュアの将棋上達法」
タイトルはシンプルに「アマチュアの将棋上達法」。
プロ棋士ではなく、アマチュアの方が書かれた本です。
(Clickshogiさんという方で、将棋倶楽部24で四段とのことなので、かなり強いですね。)
アマチュアの方だからこそ、プロでは言いにくいこともはっきり書いています(「2級の人がいくら対局しても、2級の将棋を繰り返すだけ」等)。私も含め、多くのアマチュアにとって耳の痛い話しでしょう。
プロにとってアマチュアはお客様なので、こんなことは言えません。アマチュア同士だからこその価値があります。
また、著者自身が2級から4段まで上達した経験をもとに書かれているので、説得力があります。
Kindle本です
紙の本はなく、電子書籍(Kindle)のみですので、ご注意ください。
Kindle Unlimitedの対象でもあります。
※Kindle Unlimitedの対象になっている将棋本はたくさんあります。将棋との相性はかなり良いと思います。
どんな内容か
この本の内容は「アマチュアはどのようにして将棋を学べば良いか」ということです。
特別なやり方を紹介しているわけではなく、シンプルで当たり前のことが書いてあります。
では、どれだけの人がこのようにできているかというと、できている人はほぼいないでしょう。
「自分の将棋は間違っている」とはっきり自覚することにこの本の意義があります。
私はどうしたか
この本で短手数の詰将棋を繰り返し解くことが勧められていましたので、3手詰めの詰将棋本を購入して、移動中に解いています。
お勧めされていた詰将棋本ではなく、渡辺明三冠監修の「爽快!3手詰めトレーニング200」です。Unlimitedの対象でしたので。
また、対局の数を減らしたことで1局への集中力が増しているのは確実です。対局の結果も今のところ好調で、81dojoで3段から4段になりました。
※81dojoの4段は将棋倶楽部24だと2段程度でしょうか。
強くならなくても良い
厳しいことが書いてありますが、趣味で将棋を指しているだけのアマチュアに強くなる義務はないわけで、その点は著者の方も言及されています。
勉強せずに対局をして、勝ったり負けたりを繰り返すのもよいでしょう。重要なのは、それを意図的にやっているのかどうかだと思います。
強くなりたい気持ちがありつつも、対局後に検討もせず、すぐに次の対局というのは、私も含め多くのアマチュアがついついやってしまうことです。
強くなりたいなら、それなりの行動をする。強くならなくても楽しければいいなら、そのように決めて楽しむ。
私は、いまのところ成長している実感があって楽しいので、しばらくこの勉強法を続けてみようと思います。