会社設立

【おすすめポイント・事前準備】会社設立freeeを使って合同会社を作ってみました①

とある事情で法人を作ることにしました。

法人設立の際には司法書士に依頼することが一般的ですが、なるべく安くあげたい・自分で経験してみたいということでクラウド会計で有名なfreee株式会社が提供している「会社設立freee」を使い、自分で設立してみることにしました。

会社設立freeeを利用してみた感想や手順をお知らせします。

おすすめポイント

よくできたシステム

基本的に画面に従って情報を入力していけば、設立に必要な書類ができます。

入力した情報をもとに定款等の難しい書類も作ってくれるので、楽です。(自分で定款を作るのはかなり大変)

自力でやるのに比べて、所要時間は半分以下に抑えられるでしょう。5分はさすがに無理ですが。

安く済む

会社設立freeeの利用料は無料です。

その分、会計freeeや提携税理士の紹介につなげようとしてきますが、それは当たり前のことでしょう。使わなくてはいけなくなるわけではありませんので、ご安心を。

利用料が無料なので、ほぼ実費のみで会社設立ができます。

※ プロの目でチェックしてもらった方が安心・手間をかけたくないという方は司法書士に頼むことをおすすめします。

私が会社設立にかけた費用は以下の通りです。

・印鑑証明取得料    300円

・CD-R         110円

・印鑑セット     15,900円

・電子定款認証手数料 5,000円

・登録免許税     60,000円

■合計        81,310円

10万円以下でできるので、かなり安上がりですね。

事前準備

いきなり会社設立freeeで作業するのではなく、事前準備が必要です。

一つずつ解説していきます。

予め決めておくこと

1.会社名(商号)

一番悩むところでしょう。後から変えることもできますが、お金がかかってしまうので、後悔のない会社名を決めておきましょう。

私は趣味である将棋用語から取りました。

合同会社(株式会社)を前につけるか後につけるかも決めておきます。

2.会社の住所

どこか事業所があればそこ、なければ自宅というのが普通です。

3.出資者(株主)・役員

自分(社長)一人というのが一番多いでしょう。私もそうです。

4.出資金額(資本金)

1円や10万円にすることもできますが、銀行口座を作るときの審査で引っかかる確率が高くなるので、100万円くらいにはしておく方が良いです。

また、資本金が1,000万円以上だと、1期目から消費税を納めなくてはならなくなります。

それと、意外と見落としがちな方が多いのですが、会社の銀行口座ができたら資本金額は会社の口座に入金しなければいけません。(設立費用等、会社のためにかかった費用は差し引いてOK)

貯金が800万円ある方が、資本金額は大きい方がいいだろうと思って資本金額800万円にしてしまい、会社に800万円入金したら生活費足りないよなんてことも。そういうときは会社に入金できない金額は出資者への貸付金という扱いになってしまい、あまりよろしくありません。

まとめると、資本金額は1,000,000円から9,999,999円の範囲で実際に会社に出資できる金額にすることをおすすめします。

5.会社の目的(事業内容)

何をする会社なのかということです。

すぐに行う事業はもちろん、将来的に行う可能性がある事業も盛り込んでおきましょう。会社設立freeeのテンプレートから選ぶこともできます。

あまりにも多すぎると、登記簿が無駄に長くなってしまいますし、なんだか怪しいので、10種類以内にしておく方が良いでしょう。

6.設立時期と決算月

まず設立日ですが、特に理由がなければ1日は避けましょう。

法人住民税の均等割という税金がいくらか安くなるからです。(福岡市の会社だと6,000円くらい)

決算月は初年度が一番長くなるようにするのが普通です。(私の場合は5月に設立するので、4月決算)

これを5月決算としてしまうと、設立後すぐに決算・税務申告を行わなければならなくなります。

準備しておくもの

1.代表者個人の印鑑証明書

代表者の住所は印鑑証明書の表記どおりに入力しなければいけません。(印鑑証明書で「1番1号」となっているのに、「1-1」と入力してはダメ)

また、電子定款認証のために行政書士へアップロードしなくてはいけませんので、印鑑証明書は事前に取得しておきましょう。

2.CD-R

認証を受けた電子定款をCD-Rに保存し、法務局へ提出します。

今時CD-Rということに驚きました(笑)私の場合はドライブのあるパソコンがあるので大丈夫でしたが、ない場合は外付けドライブ等、CD-Rに焼けるようにしておくことも必要です。

 

次回は実際に会社設立freeeを使った設立作業に入っていきます。

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