借入

開業税理士が日本政策金融公庫と地銀から創業融資を受けた話③

申込書や創業計画書が揃いましたので、いよいよ申し込みです。

電話連絡→書類郵送→日程調整の電話

日本政策金融公庫のホームページで自分の事業所のある地域を担当している支店を調べます。

福岡市中央区は福岡支店ではなく福岡西支店です。ややこしいですね。

担当支店に電話して創業融資を受けたい旨を伝え、必要な書類を確認します。借入申込書・創業計画書・企業概要書・事務所の賃貸借契約書のコピー等を送り、通帳と税理士証票は面談時に先方がコピーをお取りになりました。この辺確認しておくと良いです。

申込書類は直接持ち込むことも可能なようですが、どうせ面談は後日になります(今は公庫が忙しいのでなおさら)ので、おとなしく郵送することをおすすめします。

申込書類に不備がなければ、1週間ほどで面談の日程調整の電話がかかってきます。このときに改めて面談時に持ってくるものを伝えられます。

日本政策金融公庫の面談

面談は1時間ほどでした。とても話しやすかったです。

流れとしては、挨拶・雑談→追加書類のコピー・確認→通帳の中で大きな動きや不明事項について確認→創業計画書や借入申込書の各項目について確認という感じでした。私の場合は顧問3件でスタートしたのですが、その分の顧問契約書もコピーをお取りになりました。

主に聞かれたのは、

  • 今後どのようにして売上を伸ばしていくか
  • 自己資金をどのように貯めたか
  • 開業にあたってかかった費用
  • ランニングコストがどれくらいかかるか

といったところです。

前の記事にも書きましたが、開業費用を自己資金で既に支払ってしまっており、ランニングコストもあまりかからないので、資金使途について懸念を示され、300万円満額は出ないかもとのことでした。

電話で結果通知

面談から1週間ほどで電話がかかってきて、200万円・利率2.41%・元金半年据置・5年返済の条件で融資がおりました。

申込金額満額は出ませんでしたが、まあ最低限と考えていた金額は融資してもらえたので、とりあえず安心しました。

地銀での融資

日本政策金融公庫の融資を終えた後、地銀でも融資を受けたのですが、これは偶然によるものでした。

もともとその銀行には法人口座の開設のために行ったのですが、私が税理士であることを知った担当の方が「個人事務所の方での融資はいかがですか?」と勧めてくれましたので、公庫で希望額に届かなかったことを話すと「足りない分出しましょうか?」とのことで100万円融資してもらいました。

福岡市が設けている融資制度(スタートアップ資金)が使えましたので、利率1.3%・保証料率0.0%・10年返済というなかなか良い条件で融資が受けられました。結果的には公庫で満額おりなくて良かったです。

手続きはスムーズでした。要求された書類は公庫に出したのと同じ創業計画書と印鑑証明くらいで、申込書は窓口で書きました。

保証協会付きになるので、保証協会の面談を受けに行きましたが、特に変わったことも聞かれませんでした。

※2回目からは保証協会の面談不要のようです。