宅建試験

【宅建独学合格法②】テキストと過去問題集だけで良い

「何を選び、何を選ばないか」が大切です。

 

独学で勉強する場合には、勉強するための道具選びから自分でしなければいけません。

何を買えば良いか迷っている方のために、私が買ったテキスト等を紹介します。

ただ、結論から言うと、「どのテキストを選ぶか」に大差はありません。

それよりも大事なのは、テキスト・個別問題集・過去問題集・直前予想問題集等、様々なものがある中でどれを使ってどれを使わないかです。

そして、結論としてはテキストと過去問題集のみ買えばOK

順番に解説していきます。

漫画は不要

テキストを読む前の入門書として漫画を勧めている方も多いですが、私の考えとしてはまったくの不要。

宅建のテキストは基本的にイラストが豊富だったり、文章表現もあえて俗っぽくしていたり、初心者への配慮がされていますので、いきなりテキストを読んでも大丈夫です。

ちらっと宅建の漫画を読んでみましたが、変なたとえ話で説明してあって、かえって分かりにくかったのもおすすめしない理由です。

少なくとも、2千円も出して新品を購入するのはおすすめしません。漫画を読みたいなら、中古で100円か200円程度のものを買えば十分でしょう。

息抜きがてら、ナニワ金融道をkindle unlimitedで読むのも良いのではないでしょうか。そちらの方が勉強になりますし、面白いですよ。

もちろん、勉強時間には含まれませんが。。。

テキスト選び

テキストはもちろん必要です。

私が使っていたのは、LECの「きほんの宅建士 合格テキスト」

読みやすく分かりやすかったですし、無駄な部分をカットしてあるので、サクサク読み進めることができました。

一番のポイントは分冊できること

絶対的にこれがおすすめという程でもなく、他のテキストでも良いと思いますが、絶対に分冊できるものの中から選ぶことをおすすめします。

分厚いテキストを読んでいると、「こんなにもやらないといけないのか」と感じてやる気がなくなってしまいますが、分冊して薄くなると、「ここまで頑張ろう」という気持ちになれます。

また、持ち歩いて出退勤の際に読むこともできます。

きほんの宅建士の他だと、TACの「みんなが欲しかった宅建士の教科書」も良さそうです。(こっちのほうが語呂合わせがたくさんあります。そのあたりはお好みで。)

内容にそこまでの差はないので、本屋で分冊できるテキストを何ページか読み比べてみて、自分にとって読みやすそうなのを選べば良いです。

テキストの他に民法のテキストを買うべきか

私が受験する際に他のサイトで調べたところ、「民法だけは別途テキストを用意すべき」という方が何人かいらっしゃいました。

民法は宅建試験の中で配点も大きく、そのうえ理解が難しい部分なので、民法に関しては別途分かりやすいテキストを用意して苦手を克服したほうが良いとのことでした。

特に多くの方がおすすめされていたのが「民法がわかった」という本です。

私も少し読んでみましたが、とても素晴らしい本だと思います。

ただし、それは「純粋に民法を勉強する」ことが目的ならの話し。あくまでも「宅建に合格する」ことが目的であるならば、やることを増やさないほうが良いでしょう。

複数のテキストを読むことよりも、1冊のテキストの回転数を上げることの方がずっと重要です。

1冊のテキストをこなすだけでも大変なのに、あんなに分厚いテキストを加えてしまっては、自分で自分を追い込むだけだと思います。

宅建は基本テキストをしっかりやれば、絶対に合格します。

個別問題集は不要

アプリで十分なので、必要ありません。

私が使っていたのは「宅建過去問」という無料アプリ。

「過去問」とありますが、個別問題集として使用します。(というか、市販の個別問題集も過去問を分野別に並べ替えただけ)

使い方は別記事で詳しく説明します。

過去問題集は今後買わざるをえない

私は過去問題集を買いませんでした。

不動産適正取引推進機構(宅建試験を実施する機関)のサイトで過去問が公開されているので、それを印刷して解いていました。

 

ただ、ここで公開されている過去問は、当時の問題がそのまま掲載されているだけ。法改正に合わせた改題はされていません。(市販のものはもちろんされています)

2020年の試験からは改正民法に基づき出題されるので、改題がされていない過去問を使うと、間違った知識を身につけてしまう恐れがあります。この方法はもう使えません。

なので、過去問題集は今後買わざるをえないでしょう。

私は過去問題集を買っていませんが、本屋で見てみたところ、ユーキャンと日建学院のものが良さそうでした。

過去問題集選びで大事なのは次の3点です。

  1. 分冊できること
  2. 余計な編集がなく、問題がそのまま載っていること
  3. 解説が分かりやすいこと

ここでも分冊できることは必須条件。「本試験に慣れる」ということも過去問を解く大事な目的なので、できるだけ本試験に近い状況が望ましく、そのためには問題用紙が独立している必要があります。

また、問題の重要度がのっていたり(解説にのっているのはOK)、事前にその年の合格点が分かったりするのは良くありません。本試験ではありえないことなので。

解説が分かりやすいことは当然ですね。何を分かりやすいと感じるかは人それぞれでしょうが、個人的には上で紹介した2つは分かりやすそうでした。

直前予想問題集は不要

宅建は過去問からの出題が7~8割と言われています。

過去問を解けば予想問題を解いているのと同じなので、直前予想問題集はいりません。

あと、テキストのところでも述べましたが、いたずらにやることを増やすのは良くありません。

解く問題を増やすよりも、同じ問題で構いませんので、解き直しをしましょう。

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