個別問題を一通り解いたら過去問題集を解きます。
過去問題集を解くうえでの注意点をお話ししていきます。
いつ過去問題集を解き始めるか
冒頭でもお話しした通り、個別問題を一通り解いたらもう過去問を解き始めて大丈夫です。
個別問題も過去問ですので、一つ一つの問題は同じです。基本的には既にやっていることなので、特に気構える必要はありません。
過去問題集を解くにはまとまった時間と場所が必要なので、例えば、
- 家では過去問題集を解く
- 移動中はアプリで個別問題を解いたりテキストを読んだりする
という感じで並行して行っていくと良いでしょう。
具体的な過去問題集の解き方
本試験と同じ解き方をする
過去問を解くだけであればアプリでもできます。しかし、本試験は紙で出題されますし、120分の制限時間の中で50問を解答しなければいけません。
なので、その形式での練習が必要です。普段から同じ解き方をして、本試験も同じ解き方をすれば、本試験でも落ち着いてスムーズな解答ができます。
100分で解く
書き間違いではありません。
100分で解きます。
それが本試験と同じ解き方だからです。
本試験では、100分で問題を解いて、残りの20分でまとめてマークします。
1問ごとにマークしていては、マークシートを出したりしまったりしないといけないので時間のロスですし、マークミスも起こりやすいです。
マークは後でまとめてしましょう。20分あれば、時間が足りないことはないでしょう。(不安な方は1度120分で練習してみてください。)
100分なら、平均して1問につき2分という計算ですから、時間配分もしやすいです。例えば、20問解き終えた時点で42分経過してれば「ちょっと遅い」、38分だったら「少し余裕があるな」という感じです。
準備するもの
過去問題集を解くときは、以下のものを準備しましょう。
- 問題用紙(当たり前ですが)
- ボールペン(3色)
- 時計(スマホでOK)
①の問題用紙は、繰り返し解くつもりならコピーを取って使いましょう。問題集の多くはB5サイズですが、本試験はA4サイズなので、拡大コピーすると良いでしょう。
②のボールペンについて。本試験会場で驚いたのですが、多くの方が鉛筆又はシャーペンと消しゴムしか持っていませんでした。
マークするときに鉛筆又はシャーペンなのであって、他の筆記用具の持ち込みがダメなわけではありません。ボールペンやマーカーで問題用紙に書き込むことは禁止されていませんので、しっかり使っていきましょう。
問題を解くときにボールペンを使えば、色を変えて大事なところを目立たせることができますし、マーク前に鉛筆やシャーペンが折れるリスクがなくなります。
私は、税理士試験のときから愛用しているJETSTREAMの3色ペンを使っていました。
③の時計は、過去問題集を解くときはスマホでOKですが、本試験では当然使用禁止なので、注意してください。
私の実際の問題用紙
私の2019年本試験の問題用紙をお見せして、解き方を解説します。
問題を読むときは、まず解答要求をチェックします。「正しいものはどれか」の部分です。ここを間違えてるとどうしようもありませんので、忘れないように最初にチェックします。
ここに関しては赤でチェックしていました。「正しいもの」だと丸く囲って、「誤っているもの」だと波線という感じで間違えないようにしていました。
あとは最初から普通に問題を読んで大事なところに波線を引いていました。ちなみに、解答要求以外の部分は青を使っていました。
それから、選択肢を一つ一つ読んで「これは正しい」「これは間違い」ということで○×をつけていきます。問4の2の?は「×だと思うけど、ちょっと自信ないな」という意味です。「4まで読むと、4の選択肢が○っぽいので、2はやっぱり×なのか」という感じで判断していました。
本試験では、これを見ながら最後にマークしていきます。
本試験でのマークの手順
既にお話ししたとおり、マークは最後にまとめてやります。問題用紙を問1から順に見ながら、マークしていきます。
マークミスは最悪なので、絶対にしないように注意していきましょう。
具体的には次のような手順です。
- 解答要求をチェック(問3の解答要求は「正しいもの」)
- 解答要求に合致する選択肢を確認(「正しいもの」は1)
- 「問3は1」としっかり確認してマーク
これくらいはして良いと思います。「ケアレスミスだから仕方ない」ではなく、ケアレスミスが起こりにくいやり方をすることが重要です。