宅建試験

【宅建独学合格法⑥】統計問題攻略で1点持ってスタートする

宅建に短時間で確実に合格するためには、簡単に取れる問題を確実におさえることが重要です。

最も点数が取りやすい(問48)統計問題の攻略法をお話しします。

最後に詰め込んでいけば良い

統計問題は、試験直前まで全く勉強する必要はありません。

直前に1,2時間程度かけて暗記すれば確実に1点が取れるボーナス問題です。

全部で少なくとも100時間程度は勉強するわけで、合格点が35~37点というところですから、1,2時間程度の勉強で1点取れるというのはかなり効率が良いと言えるでしょう。

情報の入手方法

統計問題の勉強をするには、統計情報を手に入れる必要があります。

専門学校に通っていれば学校が準備してくれるのでしょうが、独学の場合は情報を手に入れなければいけません。

でも、大したことはありません。「宅建 統計問題」で検索すればたくさん出てきますので、印刷なりノートを取るなりすれば大丈夫です。一つのサイトで必要な情報が全て集まらなければ、複数のサイトで必要な情報を揃えましょう。

(TACの「みんなが欲しかった過去問題集」を買うと、WEBサイトで公開される統計資料と練習問題をダウンロードするためのパスワードがもらえるようですが、この過去問題集はあまりおすすめではないので、統計資料のためだけに選ぶことはないでしょう。)

※「みんなが欲しかった宅建士の教科書」はおすすめです。

必要な情報(=覚えるべきこと)

以下の統計資料を揃え、覚えましょう。

1.地価公示

※上がっているか下がっているか、連続か○年ぶりか

(1)全国平均

①全用途平均

②住宅地

③商業地

(2)三大都市圏平均

①住宅地

②商業地

(3)地方圏平均

①住宅地

②商業地

2.建築着工統計

※上がっているか下がっているか、連続か○年ぶりか

(1)新設住宅着工戸数

(2)持家

(3)貸家

(4)分譲住宅

3.法人企業統計(不動産業)

※上がっているか下がっているか、連続か○年ぶりか、全産業との比較

(1)売上高

(2)経常利益

(3)売上高経常利益率

4.土地取引件数

※増えているか減っているか、連続か○年ぶりか

5.不動産価格指数

※前年同月比プラスかマイナスか、連続か○年ぶりか

6.宅地建物取引業者

※増えているか減っているか、連続か○年ぶりか

(1)宅建業者の数

①大臣免許

②知事免許

③合計

(2)宅建業者への監督処分件数

①免許取消処分

②業務停止処分

③指示処分

④合計

7.土地利用の動向

※ここだけは内容を覚える

(1)我が国の国土面積は約3,780万ha

(2)森林が最も多く、これに次ぐのが農地(これらで国土の8割)

(3)宅地の面積

覚え方のコツ

まとめて覚えられる項目がないか探しましょう。

例えば、令和1年の試験にかかる宅建業者に関する統計は次の通りです。

(1)宅建業者の数

①大臣免許 増加↑

②知事免許 増加↑

③合計 4年連続増加↑

(2)宅建業者への監督処分件数

①免許取消処分 減少↓

②業務停止処分 減少↓

③指示処分 減少↓

④合計 減少↓

こんなものを一つ一つ覚える必要はありません。

宅建業者素晴らしい!はい、終わり!

 

もう1ついってみましょう。

令和1年の試験にかかる法人企業統計(不動産業)に関する統計を見てみましょう。

(1)売上高 3年連続増収↑

(2)経常利益 2年連続増益↑

(3)売上高経常利益率 前年度比上昇↑、全産業より高い↑

不動産業アゲアゲ!はい、終わり!

 

令和1年は特に覚えやすい年だったかと思います。毎年こんなに簡単にはいかないかもしれませんが、少しでも楽ができないか考えていきましょう。

※基本的に数字を覚える必要はなく、上がっているか下がっているかを覚えれば高確率で点は取れますが、ざっくりした数字を覚えておけばより安心です。(令和1年の試験では、宅建業者のおおよその数が問われました。)

試験前に確認して、最初に解く

試験当日は統計問題の確認をして、試験が始まったら、記憶に残っているうちに真っ先に解いてしまいましょう。

簡単な問題で1点を持ってスタートすれば精神的に落ち着きますし、1点で合否が分かれることも多い試験ですから、たかが1点ではなく大きな1点です。

仮に合格点が35点とすれば、残りの問題で34/49取れば良いことになります。

統計問題だけでなく、農地法も取れば33/48です。

1点1点しっかりと積み上げて、合格点まで届かせましょう。

 

 

 

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