私が「トラックボールマウス」というものの存在を知ったのは、井ノ上陽一さんの「ひとり税理士のIT仕事術」という本を読んだときでした。
この本でおすすめされていたロジクールのM570tを自宅で2年ほど使い、すっかり気に入ったので、9月に開業してからは事務所用に同じものをもう一つ買って使っています。
トラックボールマウス(M570)の使い方
Bluetooth方式のマウスもありますが、M570はUSBレシーバーを接続して使います。
青いボールを親指で回してポインタを移動します。あとは普通に左ボタン・右ボタン・ホイールがあって、「戻る/進む」ボタンもついています。
慣れるまでに時間がかかる方もいらっしゃるようですが、私は最初から何の違和感もなく使えました。このあたりは個人差がありそうですね。
ボールの回転が滑らかでなくなったら、掃除をすれば劇的に改善します。自転車のタイヤに空気を入れたとき、いや、それ以上に違いを感じます。
ボールを掴みながら後ろの穴から指で押せば取れますので、ボールとポケットを拭けば良いです。簡単ですね。
トラックボールマウス(M570)の良いところ
無線(ワイヤレス)
コードがないのでかさばりませんし、机の上の作業スペースも増えます。
マウス選びにあたって、「無線」というのは私にとって絶対条件で、有線にメリットは全く感じません。
電池切れは滅多にしませんし、キーボードならともかくマウスを高速で操作することもありませんし、価格に関してもトラックボールでない普通のマウスのワイヤレスなら1,000円程度で買えます。
指だけで動かせる
M570に限らず、トラックボールマウス全般のメリットです。
親指でポインタを動かせるので、動かすのは指だけです。手首から上は動かしませんので、疲れが溜まりにくいです。マウス自体を動かさないので、マウスパッドも不要です。
トラックボールマウス(M570)をおすすめできない方
手が小さい方
普通のマウスに比べてかなり大きいので、手が小さい方だと、手のひらを開きっぱなしになってしまい、かえって疲れてしまいそうです。
手が小さい女性や子どもには厳しいでしょうし、男性でも人によってはきついでしょう。
小さいサイズのトラックボールマウスもありますので、そちらを検討されてはいかがでしょうか。
どうしても慣れない方
私は最初から何の違和感もなく使えましたが、買う前は不安がありました。
決して安いものではないのに使いにくかったらどうしようと。
でも、小さいものなので、メルカリやヤフオクで売ったときに発送が簡単です。
新品を4,000~5,000円で買って、ほとんど使用していないものであれば3,500円くらいでは売れそうなので、大した痛手にはならないかと思います。
1週間くらい使ってみて、「どうしても無理」と思ったら合ってないのでしょう。(ポインタ移動のスピード設定を変えてみるとよかったという方もいます。参考まで。)
もし自分には合っていなかったとしても、1,000円ちょっとで一つ経験できたと思えばよいのではないでしょうか。