9月1日からマイナポイント事業が始まりました。
「マイナポイント事業」とは、マイナンバーカード普及のためのイベントで、選んだキャッシュレス決済サービスでチャージ又は買い物をすると25%のポイントがもらえます。上限が5,000円なので、20,000円チャージ又は買い物すれば良いことになります。
(20,000✕25%=5,000)
2021年3月まで実施されますが、まだマイナンバーカードをお持ちでない方は交付に1~2ヶ月かかりますので、興味があれば早めの申込みをおすすめします。
ここでは、マイナポイントに関して多くの方が疑問に思いそうなことに回答する形で皆様の疑問を少しでも解消できればと思います。
マイナポイントって何?
自分が選んだキャッシュレス決済サービスのポイントがもらえます。
paypayならpaypayのポイント、nimocaならnimocaのポイントです。
「マイナポイント」というポイントをもらうわけではありません。
マイナンバーカードをチャージや決済に使うの?
マイナンバーカードは、決済事業者登録のときに読み取って情報をひも付けするだけで、チャージや買い物のときには使いません。
マイナンバーカード普及のためにやっていることですから、「私はマイナンバーカード持ってますよ」という情報を決済事業者にひも付けしなければいけないわけですね。
政府に情報が筒抜けになるんじゃないの?
「預貯金等の資産情報を国に把握されたくない」という理由でマイナンバーカードを作らない方もいるようですが、それとこれとは別の話しです。
税務署は元々金融機関に対して情報照会することができますし、情報収集が容易になるとしても、「マイナンバー」によってそうなるのであって、「マイナンバーカード」を発行しなければ逃れられるというわけではありません。
ポイントがもらえる以外のマイナンバーカードのメリットは?
- 住民票や印鑑証明書等がコンビニで取得できる(対応していない地域あり)
- 電子申告に使える・電子申告すれば青色申告特別控除が10万円高くなる
- 免許証を持っていない人にとっては身分証明書となる
といったところでしょうか。住民票や印鑑証明書のコンビニ取得は特に便利です。
マイナンバーカード発行に時間がかかるんじゃないの?
はい、かかります。
私は申込みから発行まで3ヶ月ほどかかりましたし、受け取りのときは区役所で1時間ほど待ちました。
私は5月に申し込んで8月に受け取りでしたので、今はもう少しマシになっているとは思いますが、それでも時間がかかることは覚悟しておかないといけないでしょう。
役所での待ち時間については、住民票等のコンビニ取得で元をとったと思います。
無駄遣いにならない?
5,000円分のポイントをもらうために、20,000円のいらない買い物をするのはバカらしいですよね。
特に買い物する予定がなければ、とりあえず20,000円分チャージしておきましょう。QRコード決済だけでなく、交通系ICカードやプリペイドカードも対象になっているものがありますので。
手続きが難しいんじゃないの?
自分が使っているキャッシュレス決済サービスのホームページを見てみましょう。(「名称 マイナポイント」で検索)
私はnimocaを使っていて、nimocaのホームページがとても分かりやすかったので、nimocaで申込みしました。これを見ながらその通りにすれば良いので、特に難しいとは感じませんでした。
ただし、nimocaは最大20,000円までしかチャージができないので、残額0のとき以外は1度に20,000円チャージできません。そこはめんどくさいですね。