(注)当記事で紹介する方法はホチキスを使いますが、令和3年度の税理士試験からホチキス持ち込み不可となったようです。紹介する方法を参考に工夫していただければと思います。
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税理士試験ではA3サイズの計算用紙が1枚(簿記論は2枚?)配布されます。
簿財はともかく、税法科目では計算用紙を使って計算することはほぼないでしょう。(私が受験したのは法人・相続・消費なので、他の科目は分かりませんが)
・計算用紙いらなくない?邪魔でしょ。
・計算用紙のうまい使い方はないだろうか?
という方に私がやっていた計算用紙の使い方を紹介します。
大原の相続税法の授業で紹介されたやり方なのですが、実際にやってみるとすごく効果があるなと思いましたので、それからずっと総合問題を解くときはこのやり方をしていました。
時間の短縮と確実性の向上につながると思いますので、ぜひ試してみてください。
基礎情報が常に見えるようにしておく
下の写真をご覧ください。私が実際に問題を解いた本試験の計算用紙+問題用紙です。
ちなみに、この試験で官報だったので、この試験には合格しています。悪名高い平成28年法人税法です。
基本的には右側を使っていました。
右側の左上に社名とその会社が営む事業、その下に資本金と資本金等、右上に当期の年月日を書いていました。
あとは、必要に応じて余白に有価証券の評価方法や減価償却の方法等を。
この年は資本関係がやや複雑だったので、左側に資本関係の図を書いています。
上にずらしてホチキス止めする
この状態にする方法はいたって単純です。
問題用紙を計算用紙で挟んで、いくらか上にずらしてホチキスで2箇所とめるだけ。
こうしておけば、上にはみ出した部分は常に見えるので、ページをめくって確認する必要がなくなります。
注意点としては、「計算用紙」と書かれた部分を外側にすることくらいでしょうか。
おまけ(相続税法)
これは平成26年の相続税法本試験のものです。
相続開始年月日、相続人の数、相続人の住所等、ずっと使う情報が常に見えるようにしています。