12月18日(金)は税理士試験の合格発表日でした。
科目合格の方はその日に郵送なので、早ければ土曜日、遅ければ月曜日に届くという感じですね。
Twitterを見ていると、3科目同時合格みたいな猛者もチラホラいらっしゃるようで、本当にすごいですね。
そのような方を見て、今になって思うのは「けっこうダラダラ受験しちゃってたなー」ということです。
当時は一生懸命やってるつもりでしたが、振り返ってみると考えが甘い部分がいくつかありますので、私の失敗を見て学んでいただけたらと思います。
それと、私みたいに長期間かかっている人もいますので、「すごい人を見て自分を卑下しないように」・「きちんとした勉強を続けていれば、いつかは届く」ということもお伝えしたいことです。
長期間にわたりますので、4つに区分して発表して参ります。
1~4年目(大学生→就職)
大学生時代
大学2年の9月からTACに通い、大学3年の8月に初受験でした。簿記1級取得を除けば、1番早い受験ということになります。
財務諸表論から入っているのは、大学の先輩が財表に通う(その人は前年に簿記論を受講)とのことなので、「初めてのダブルスクールだし、仲間がいたほうがいいかな」と思ってのことです。今考えるとイタいですね。
簿記論と財務諸表論は絶対に同時にやったほうが良いです。被る部分も多いですし、1つに絞って合格する確率よりも、2つ受験してどちらか合格している確率の方が高いように感じます。「財表の先生から教わったやり方を簿記論でも使ってみる」といった相乗効果もありました。
簿財を取るのに3年かかっていますが、最初から同時にやっていたら2年で終わっていた可能性がかなり高いのではないかと思います。(受験歴後半の真剣味でやれば1年でダブル合格できそうですが、当時は舐めてかかっていました。)
今から大学1年に戻れるなら、もっと学生期間を利用して勉強に打ち込むでしょう。具体的には、2年次までで単位を取りまくって、3年次からは税理士試験に集中すると思います。また、2年次の8月までにガンガンバイトしてお金を貯めておくでしょう。専門学校代を捻出するのも大変ですからね。
会計事務所1年目~2年目途中
大学を卒業してから会計事務所でのアルバイトを始めました。その年の8月まではしっかりと勉強もできていて、財務諸表論に合格することもできました。所長もとても喜んでくれたことを覚えています。
その受験を終えたあたりで「内勤ばかりやっててもダメだから、社員になって徐々にお客様を担当してほしい」というふうに言われ、社員になりました。受験のことを考えると、この決断が良くありませんでした。
今となっては何でもないようなことがさっぱり分からず、きちんと教えてもらうということもなかったので、年末調整や確定申告の時期は無駄に残業していました。それでも時間を作ることが全く無理ということもなかったのですが、仕事のストレスで勉強に身が入っていませんでしたね。
(年末調整の意味すら分かっていない中でやってたので、今考えると恐ろしいです。力はつきましたが、当時のお客様に対しては失礼だったと思います。)
今の自分であれば定時で切り上げて勉強していたと思いますが、当時は「仕事のできない自分が悪い」と思っていました。
結果、4年目は消費税法を一応受験しましたが、記念受験になってしまいました。
教訓
・学生の期間は社会人に比べたら無職みたいなもの。貴重な期間であることを自覚して、ガンガン勉強しましょう。(お金がないなら、親や祖父母に頼み込むなりして、アルバイトも少なめでいきたい。)
・簿財は同時に始めましょう。社会人の方は週4の授業がきついかもしれませんが、仕事の量と給料を減らしてでも、受験期間を短縮することには大きな価値があります。
・合格するまでは、仕事の勉強より受験勉強が優先。独身なら、会計事務所のアルバイトで最低限の生活費+専門学校代程度を稼ぎつつ、少しずつ仕事を覚えていけば十分ではないでしょうか。