多くの司法書士さんや税理士が利用している「登記情報提供サービス」というものがあります。
不動産や法人の登記情報をネットで確認できる便利なサービスです。
登記事項証明書(いわゆる登記簿)と違って、証明書として利用することはできませんが、提供される情報は同じなので、内容を確認するだけならこちらの方が便利です。
登記情報提供サービスの利用方法
登記情報提供サービスの利用方法は3種類あります。
- 一時利用
- 個人(登録)利用
- 法人(登録)利用
の3種類です。(公共機関利用を除き)
一時利用において法人カードも使えるようです。
個人登録すると300円、法人登録すると740円かかりますので、今回利用後にしばらく利用予定がない場合は一時利用で良いと思います。
具体的な利用方法はホームページで丁寧に案内されていますので、ご確認ください。
情報の提供方法は、PDFファイルのダウンロードという形になります。
メリット
安い
法務局の窓口で登記事項証明書を取得すると600円かかりますが、登記情報取得サービスだと332円です。
利用時間が長い
法務局の窓口が開いているのは平日の8時30分から17時15分まで。
登記情報取得サービスの利用時間は平日の8時30分から21時までです。
また、令和4年10月1日から利用時間が拡大することが決まっています。
平日8時30分から23時まで、土日祝日8時30分から18時まで。
土日祝日に使えるようになるのはありがたいですね。
移動時間や待ち時間がない
慣れればすぐにダウンロードできますので、法務局まで行く時間や窓口での待ち時間を節約できます。
注意点
このサービスを利用して取得するのは情報であって証明書ではありません。
なので、役所や銀行などに提出する必要があるときは証明書を取得する必要があります。
提出する目的でなければ、記載内容は証明書と同じですので、登記情報提供サービスで良いです。