独立

税理士は独立後すぐにGビズIDを取得すべし

公的機関の手続きには時間がかかりますので、できるだけ早くやっておきましょうという話しです。

認定支援機関の申請に必要だから

税理士の多くが認定を受けている「認定経営革新等支援機関」、通称「認定支援機関」。

なぜ多くの税理士が認定を受けているかというと、お客様が認定支援機関による支援を受けることにより、税制上の優遇措置や融資を受ける際の保証料の軽減その他のメリットを受けることができるからです。

この認定支援機関の認定申請が、令和2年6月26日以降は電子申請のみで、書面による申請は不可となりました。

完全電子化に伴い、認定支援機関電子申請システムへのログイン方法がGビズIDを利用する方式に変更となったようです。

なので、認定支援機関の申請をする前にGビズIDを取得しておかなくてはいけないわけです。

GビズIDの取得には申込から2週間程度かかるとのことなので、それを待つ間は認定支援機関の申請はできないことになります。

認定支援機関の申請は1期目の決算が出ていないとできないので、どちらにせよすぐには申請できないのですが、いずれ必要になるものなので、早めに済ましておくと良いでしょう。

GビズID取得手順

個人の税理士事務所を前提に取得手順を説明します。

印鑑証明書を取得

住所を印鑑証明書記載の通りに入力しなければいけませんので、先に印鑑証明書を取得します。

独立前にマイナンバーカードを作っておいたので、コンビニで発行できて便利でした。

※コンビニ交付サービスは提供していない市区町村もあります。

印刷・郵送できる状態をつくっておく

入力した情報をもとに作成された申請書を印刷して郵送する、という不思議申請なので、プリントアウトできる状態をつくっておくことが必要です(コンビニプリントとかでもOK)。

また、郵送するための準備もあらかじめしておいた方が良いでしょう。

送るのは印鑑証明書を含めA4の紙3枚なので、それを送るための封筒と切手を用意しておくとスムーズです。

あとは画面の指示に従うだけ

↓のページから水色の「gBizIDプライム作成」を選択して、あとは画面の指示に従うだけです。

公的機関の手続きは早め早めに

マイナンバーカードの発行でも何でもそうですが、手続きをしてすぐにカードやIDがもらえるわけではありません。

また、それをしていないことにより思わぬところで作業が滞ることもあります。

公的機関の手続きは「やらなければ」と思ったら優先的に片付けていきましょう。

 

 

 

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